一昨年米国の『サイエンティフィック・アメリカン』誌が、一万円の懸賞で、確実なる心霊現象の募集を企てましたので、その結果、いわゆるマアガリィ霊媒問題を惹起する事になりました。マアガリィとは、この懸賞に応募した一霊媒婦人の雅号で、本名はクランドン夫人というのであります。
『サイエンティフィック・アメリカン』社の目的は、無論これによりて、霊媒能力の確否を確かめんとするつもりでありましたろうが、見方によると、現代のアメリカ人が、心霊現象に対して、どれ丈の理解力を有っているかの試験でもありました。私どもから見ると、試験されているのは、霊媒よりは、
兎に角同社のこの企ては、たしかに今の時代に
しかし御同様、率先して心霊研究に従事しつつあるわれわれとしては、少くとも、その輪郭位は承知して置くべき事件と存じますから、少々面倒臭く思召す方もあるかは存じませぬが、
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