ステッドの通信

三 幽界居住者の姿


ステッド『私です……。ステッドです。われわれの幽界生活は地上にありし日の生活よりも遥かに遥かに活気に充ちてる。肉体は多くの疾病をもってわれわれの活動を妨げたが、ここでは心も魂も何のさえぎるものなく自由に拡がって行く。これは実に素晴らしい特権です。何のわだかまりのない解放の感――んな有難いものはない。幽界の居住者達の一部は今尚お一種の念体ソールボディを以て自分自身を包んでいるようであるが中には何等その必要を感じないものも居る私もその一人です。せっかく振り棄てた無用の肉体、何の未練がましく今更幽界において再びそんな姿を造るに及びましょう! 但しわれわれが地上の人達に姿を見せるべく物質化を行う場合には必要上生前の姿を造らねばならぬ。その他には生前の姿を造るべき必要は私には少しもない。』

(二月二十三日)


二 幽界生活は第二の駅場

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四 観念の世界


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